ヴァージョン 0.3.4(2001年12月14日)
[Expressions surrounded [...] brakets are remarks by Japanese translator, yes this is a recursive specimen :)]
[[...] で囲まれた部分は訳者の注釈です。だからこれもそう(笑。]
このプログラムは、複数のデスクトップ環境を作り出してそれらを切り替えられるようにするものです。一台のコンピュータで同時に幾つもの違った作業をするような人たちには、有用なプログラムです。またこのプログラムは、デスクトップごとにプログラムのグループを設定して使い分ける機能を備えています。ですから、たまにしか使わないプログラムは他のデスクトップに置いておけます。あるいは、システムの運用にとって欠かせなくてもデスクトップ上に現れて欲しくないソフトウェアを、他のデスクトップへしまい込んでおけます。それから、あなたが使っているプログラムを他の人に見られたくないとき、そのプログラムを隠すのにも便利でしょう。なお、MultiDesktop Manager(マルチ・デスクトップ・マネージャ)は数多くの言語に対応しています。
そして何よりも特筆すべきなのは、MultiDesktop Manager はフリーウェアだという点です。
あなたが日本人のユーザーで日本語のヘルプを必要としているなら、このサイトにある日本語版ヘルプを参照して下さい。そしてこのファイルを MultiDesktop Manager がインストールされたフォルダにあるヘルプファイルへ上書きコピーするとよいでしょう。
If you see square boxes in the application when you choose Japanese language, you need to install Japanese fonts. See instructions from your operating system. MultiDesktop Manager uses Tahoma font.
この日本語版ヘルプは河本孝之 [philsci] によって作成されました。
MultiDesktop Manager は、Windows NT 4.0, Windows 2000, Windows XP 以降の OS に対応しています。これは、このプログラムが NT カーネルの OS でだけ利用でき、Windows 95, Windows 98, Windows Me では利用できない機能を使っているからです。また MultiDesktop Manager は Windows NT 3.1, 3.51 では使えない機能を使っていますので、これら古いヴァージョンの NT でも使えないでしょう。
いまあちらこちらで発表されている、いわゆる「仮想デスクトップ」を実現するようなプログラムは、Windows 95/98/Me でも動いています。この場合、わたしの推測では、Windows 95/98/Me は(MultiDesktop Manager が使っているような機能を使えない OS なので)実際にはただ一つのデスクトップしか使っていないのですが、Windows 95/98/Me に対応している「仮想デスクトップ」プログラムは、個々の仮想デスクトップに応じてウインドウを消したり表示したりすることで複数のデスクトップを表現しているのだと思います。
あなたは、Windows NT が許容する範囲なら幾らでもデスクトップを作り出せます。
個々のデスクトップに応じてシェル・アプリケーションを選択できます。シェル・アプリケーションとして、MultiDesktop Manager では、Explorer(Windows のデフォルトになっているシェルです), プログラム・マネージャ, ファイル・マネージャ, それから Internet Explorer をあらかじめ選択できるようにしてあります。もしあなたが望むなら、シェル・アプリケーションのない空のデスクトップを作り出しても構いません。
作り出した複数のデスクトップどうしは、トレイのアイコンをクリックして表示されるメニューで切り替えたり、あるいは Ctrl + Alt + 左(右)矢印キーでキーボードを使って切り替えたりします。
Ctrl + Alt + D で MultiDesktop Manager のメニューを表示できます。
Ctrl + Alr + R で、任意のデスクトップ上でお好きなプログラムを起動できます。これらのキーを押すと、マウスでトレイのアイコンをクリックして出した「ファイルを指定して実行」のメニューで表示されるダイアログ・ボックスと同じものが出ます。ダイアログ・ボックスにプログラム名 [普通はフルパスを入力する] を入力すると、プログラムが起動します。
また、MultiDesktop Manager ではユーザー・インターフェイスに使う言語を選択できます。この選択により、MultiDesktop Manager のあらゆるウインドウで使われる言語が変更されます。サポートしている言語は後述しますが、デフォルトではあなたがコントロール・パネルの「地域のオプション」で選択した言語が使われます。もしあなたの選択した言語が MultiDesktop Manager でサポートされていない場合、MultiDesktop Manager は英語表記のメニューを表示します。この言語設定は保存可能です。
[「地域のオプション」で設定している言語が変更されるわけではありません。MultiDesktop Manager がデフォルトの言語を参照するときにコンパネの設定を使うというだけで、変更されるのは MultiDesktop Manager のメニューなどに使われる言語だけです。]
MultiDesktop Manager を導入する手順は、セットアップとインストールに分かれています。
まずあなたは、MegaScale MultiDesktop Manager Setup.exe というプログラムを起動してセットアップを行わなくてはなりません。このプログラムは、MultiDesktop Manager プログラムのインストール場所を決めて、実際にインストールを行うために使います。[要するに「インストーラ」です<笑。]
コンピュータが一台だけの環境では、最も望ましいインストール先は Program Files フォルダの中に作る MultiDesktop Manager という名前のフォルダです。これがデフォルトのインストール先になっています。
あなたが仕事場でこのプログラムを使うときには、二つの選択をしなくてはなりません。第一に、セットアップ・プログラムをサーバ・マシンにコピーするかどうかです。複数のコンピュータで共有しているサーバ・マシンにコピーすると、他のユーザー(が使っている同じネットワーク上のマシン)も MultiDesktop Manager をそれぞれのマシンにインストールして使えます。第二に、実際のインストール先をサーバ・マシンの中にするかどうかです。サーバ・マシンに MultiDesktop Manager をインストールすると、他のマシンのユーザーはサーバ・マシン上の MultiDesktop Manager を共有して、サーバ・マシンから MultiDesktop Manager を起動します。
セットアップの過程で、セットアップ・プログラムは既にインストールされている MultiDesktop Manager のインストール先を見つけだして、そこへ上書きインストールしようとします。この場合にインストール先を変えることはできません。またセットアップ・プログラムは、MultiDesktop Manager の古いヴァージョンがその時点で起動しているかどうかを検査します。もしセットアップするときに古いヴァージョンが(ネットワーク上のどこであれ)起動しているなら、一旦はそれを終了させない限りエラーメッセージが出ます。なお、古いヴァージョンを新しいヴァージョンに対して上書きインストールする際には、新しいヴァージョンを見つけ出して警告することはできません。
インストールは、MegaScale MultiDesktop Manager.exe というセットアップ・プログラムにあらかじめ実装されている機能です。
もしあなたが MultiDesktop Manager をこれまでにインストールしたことがないなら、セットアップ・プログラムはインターフェイスに使用する言語など幾つかの項目についてあなたへ質問します。
インストールが完了すると、アイコンがトレイに表示されます。MultiDesktop Manager はメイン・ウインドウを持っていません。
MultiDesktop Manager をアンインストールするには二つのやり方があります。
一つは、コントロール・パネルの「プログラムの追加と削除」で MegaScale MultiDesktop Manager を選択してアンインストールすること。そしてもう一つは、MultiDesktop Manager のメニューから「アンインストール」という項目を選択してアンインストールすることです。
アンインストールでは、以下のような作業が行われています。
もし他のユーザーが MultiDesktop Manager を同じマシンで共有している場合には、コントロール・パネルから MultiDesktop Manager を削除することはできません。他のユーザーが使っているかどうかはレジストリでチェックされ、もし他のユーザーの設定が見つかった場合には、プログラムそのものは削除せずに「アプリケーションの追加と削除」からエントリーだけを削除します。
[従って、アンインストールしたユーザーがコンパネで MultiDesktop Manager のエントリーを確認できなくなるだけとなります。]
あなたは全てのプログラム・ファイルを削除したいと思うかもしれませんが、MultiDesktop Manager がサーバ・マシンにインストールされているときには、プログラム・ファイルを削除することはできません。
また、インストール時にはプログラムのインストール先となっているフォルダを削除するかどうか選択できます。
これは、プログラム・ファイルを削除した後にフォルダの中が空になった場合の動作となります。
メニューは、Ctrl + Alt + D, またはトレイ・アイコンを左か右のボタンでクリックすると表示されます。
| <デスクトップ名> | 利用可能な全てのデスクトップが表示されます。いま使っているデスクトップがチェックされた状態になっています。ここで使いたい他のデスクトップを選択して下さい。アクセスできないデスクトップがある場合には、グレイアウトします。[タスクメニューで選択できない項目の色が変わるのと同じです。] |
| (N) デスクトップの新規作成... | ダイアログ・ボックスを表示して、新しいデスクトップの名前とそこで使うシェルを指定します。 |
| (R) ファイル名を指定して実行... | 実行したいプログラムを指定するダイアログ・ボックスを開きます。 |
| (L) 言語の選択... | メニュー表示などに使う言語を指定するダイアログ・ボックスを開きます。 |
| (P) 動作設定... | このプログラムをスタートアップ時に起動するかどうかといった設定を行います。 |
| (U) アンインストール... | MultiDesktop Manager をアンインストールするダイアログ・ボックスを開きます。 |
| (H) ヘルプ | ヘルプファイルを表示します。 |
| (A) このプログラムについて | このプログラムに関する情報を表示します。 |
| (C) 終了 | このプログラムを終了します。 |
インストールするとき、最初に表示されるダイアログ・ボックスです。詳しくは下記を参照して下さい。
インストールするとき、二番目に表示されるダイアログ・ボックスです。MultiDesktop Manager に関する情報とインストールを行います。
インストールするとき、三番目(最後)に表示されるダイアログ・ボックスです。
このダイアログ・ボックスは、新しくデスクトップを作成し登録するときに使います。
このダイアログは、任意のプログラムをあなたが指定して起動するためのものです。
エクスプローラでも Win キー + R で「ファイル名を指定して実行」というダイアログ・ボックスを使えますが、それを使う場合は MultiDesktop Manager で管理しているどのデスクトップへプログラムを起動すればよいか、エクスプローラは知りません。ですから、エクスプローラでプログラムを起動すると、デフォルトのデスクトップにプログラムが起動します。もし Win キーのないキーボードを使っているなら、このような問題は考えなくてよいでしょう。もしエクスプローラとは別のシェルをデスクトップで使っているなら、「ファイル名を指定して実行」のダイアログは開かないからです。
Windows がプログラムの場所を知っている場合は、プログラムの名前をだけを入力してもかまいません [パスが通っていないといけません]。従って、シェルの代わりに WORD, WinZip といった他のアプリケーションを winword, winzip という名前で起動することもできます。
このダイアログ・ボックスはプログラムを起動するためのものです。たとえプログラムとの関連づけがあっても、他の種類のファイルを開くといったことはできません。
このダイアログ・ボックスを開くには、トレイのアイコンで表示されるメニューから選択するか、あるいは Ctrl + Alt + R を押して下さい。
このダイアログ・ボックスは、MultiDesktop Manager で使われているメニューなどの言語を設定するものです。
このプログラムの動作設定をするものです。
このダイアログ・ボックスは、いまあなたが使っているプログラムの名前やヴァージョン、それから著作権情報を表示します。また MultiDesktop Manager のホームページを表示するハイパーリンクや、わたし(Jarmo Muukka)へメールを送るためのリンクも表示されます。
MultiDesktop Manager はあらかじめ幾つかの言語でメニューを表示できるようになっています。このプログラムが対応していない言語については、英語が優先されます。
| 言語 | 著作権者 |
|---|---|
| 英語 | Jarmo Muukka |
| フィンランド語 | Jarmo Muukka |
| エストニア語 | Arvo Tomingas |
| オランダ語 | Charik van Hagen |
| フランス語 | Heavymetal |
| スペイン語 | Andrés Javier Purriños |
| チェコ語 | Michal "Hobit" Řeháček |
| ポルトガル語 | Paulino Michelazzo |
| イタリア語 | Paolo Bormida |
| ドイツ語 | Michael Feld |
| 日本語 | 河本孝之 [philsci] |
| ポーランド語 | Janek Kozicki |
デスクトップは Alt キーと右(左)の矢印キーでも切り替えられます。
ありません。
| 版数 | 実行ファイルの日付 (日.月.年) |
ヘルプの日付 (日.月.年) |
リリース (日.月.年) |
備考 |
|---|---|---|---|---|
| 0.2.6.0 | 19.05.1999 | 19.05.1999 | 20.05.1999 | 最初の公式なリリース。数少ない人しか知りません。 |
| 0.2.7.0 | 幾つかの問題は残っていますが、ユーザーアカウントを指定する機能を付けました。 | |||
| 0.2.8.0 | アンインストーラを追加。共有スタートアップ・フォルダへのショートカットを、ログオンしているユーザーが使うスタートアップ・フォルダへのショートカットへ変更しました。 | |||
| 0.2.9.0 | 08.06.1999 | 30.08.1999 | 31.08.1999 | インストーラを追加。 |
| 0.3.0.0 | 02.11.1999 | 02.11.1999 | 02.11.1999 | MDM は内部的にユニコード(Unicode)を処理できるようになりました。Ctrl-Alt-D というホットキーを追加しました。ユーザーアカウントを指定する機能は取りやめました。インストーラをウィザード形式にして、アプリケーションのセットアップを可能にしています。インストーラも機能を増やしています。他にも幾つかの部分に変更があります。このヴァージョンが、ウェブで公開したはじめての MDM でした。 |
| 0.3.0.1 | 02.11.2000 | オランダ語のメッセージを表示できるようにしました(Charik van Hagen さんに感謝します)。フランス語のメッセージも表示できるようにしました(Heavymetal さんに感謝します)。Windows 2000 でダイアログのフォーカスがおかしくなる問題を解決しました。 | ||
| 0.3.0.2 | 04.11.2000 | オランダ語のサポートが完了しました。フランス語のサポートでは、一箇所だけ長いテキストが tip 1 に使われています。メニューのヘルプコマンドで、わたしに宛てるメッセージを英語で書いてくれという表記が抜けているようです。 | ||
| 11.11.2000 | ユーザーがアクセス不能のデスクトップを表示しようとするとエラーが出るようになっています。これは、そのユーザーが(ネットワーク越しに他のマシンへ)アクセスする権限をもっていないのだから当然です。そこで、ユーザーがアクセスできないデスクトップをグレイアウトするようにしました。また、Ctrl + Alt + 矢印キーでデスクトップを切り替えるときにアクセスできないデスクトップは無視して、いちいちエラーを出さないようにしてあります。 新しいデスクトップの名前を指定するダイアログで中国語が入力されたときに、これまでの MDM はクラッシュしました。これは RTL の 1 バイト用関数を誤って呼び出していたからです。MDM をユニコードに対応させたとき、わたしはこの部分に手を入れたかどうか覚えていませんので、どうしてこうなったのか不明です。 この例外を見つけてくれた Michal "Hobit" Řeháček さんに感謝します。 |
|||
| 0.3.0.3 | 27.11.2000 | スペイン語をサポートしました(Andrés Javier Purriños さんに感謝します)。 | ||
| 0.3.0.4 | 13.12.2000 | チェコ語をサポートしました(Michal "Hobit" Řeháček さんに感謝します)。ただ、文字の表示はうまくいっていません。MS Sans Serif フォントには必要な文字が入っていないようです。もじユーザーの多くが持っているなら、Tahoma を使いたいと思っています。 | ||
| 0.3.0.5 | 15.12.2000 | 全てのダイアログ・ボックスで Arial フォントを使うことにしました。Arial は標準的な Windows NT, Windows 2000 の環境なら誰のマシンにも入っているからです。でも、Windows NT 4.0 の上でポップアップ・メニューを表示したときに、文字が化けてしまう問題が残っています。 | ||
| 0.3.0.6 | 17.12.2000 | Arial フォントを使うと中国語が正しく表示されません。そこで、Arial は諦めて Tahoma フォントを使うことにしました。チェコ語の表示を修正しています。 | ||
| 18.12.2000 | システム内に Tahoma フォントがないときに、ダイアログ・ボックスの表示で Arial を使うようにしてあります。 | |||
| 19.12.2000 | Tahoma フォントはよい選択ではありませんでした。もしユーザーがこのフォントをもっていないとき、OS はシステムフォントという大きな文字のフォントを使って、ダイアログ・ボックスを拡大してしまいます。そこで、デフォルトでは Arial フォントを使うようにまた改めました。あなたのシステムで Tahoma フォントが使えるなら、MDM は Tahoma を使います。この切り替えはうまくいっているようです。 | |||
| 0.3.1 | 21.12.2000 | 21.12.2000 | 21.12.2000 | セットアップ時の挙動を修正しました。既にインストールされている MDM を見つけ出すようにしてあります。 |
| 0.3.1.1 | 24.05.2001 | イタリア語をサポートしました(Paolo Bormida さんに感謝します)。ポルトガル語をサポートしました(Paulino Michelazzo さんに感謝します)。 | ||
| 0.3.1.2 | 28.05.2001 | イタリア語の表示を修正して、二つのダイアログ・ボックスの大きさを変えました。 | ||
| 0.3.1.3 | 03.07.2001 | ポルトガル語の表示内容を少し修正しました。 | ||
| 0.3.2 | 03.08.2001 | 03.08.2001 | 03.08.2001 | ドメインを取得したので、メールアドレスとサイトへのリンクを改めました。 |
| 0.3.2.1 | 25.10.2001 | 25.10.2001 | ドイツ語をサポートしました(Michael Feld さんに感謝します)。 | |
| 0.3.2.2 | 26.10.2001 | 27.10.2001 | 互換シェルを使っているユーザーさんにコメントしておきます。通常、Windows のエクスプローラはシェルとして起動します。これはレジストリの "HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\Winlogon" というキーにある Shell というエントリーの値で設定されています。この値は、ふつう Explorer.exe となっています。いま述べたパスにあるキーはシステム全体に影響する設定ですから、あなたがログオンするときにどんなアカウントを使っていても、ここで設定したシェルが起動するわけです。何人かの人たちは geOShell などの互換シェルを使っていますから、彼らはレジストリの設定を geoshell.exe にしているでしょう(ふつうはフルパスで設定します)。こうしたユーザーがログオンすると、geOShell がシェルとして起動します。そして彼らが新しいデスクトップを MDM で作成し、エクスプローラをそこでのシェルとして指定すると、エクスプローラはシェルではなくファイルマネージャとして起動してしまいます。どうしてでしょうか? エクスプローラはレジストリの設定を確認して、自分が(特定のユーザーが使うシェルではなくシステム規模で使う)シェルとして設定されていないことを知ると、ファイルマネージャーとして起動するわけです。そこで MDM はこうしたエクスプローラの挙動を変えることにしました。新しくデスクトップを作ったときに、MDM はシェルとして指定されたプログラムを一時的にレジストリへ登録します。そしてそのプログラムがシェルとして起動した後は、元の設定へ戻すようにしています。このような処理は、ユーザーがシステム規模で使われるレジストリの値を書き換えられる権限をもっている場合に有効です。わたしはこの問題を河本孝之のメールで知りました。彼はこの問題に MDM がうまく対応しているかどうかを彼のシステム上でテストしていたわけです。彼は、少なくとも LiteStep, geOShell という二つのシェルを同時に使って調べてくれました。 | |
| 27.10.2001 | 全ての場合にわたしのプログラムがうまく動くとは限りません。例えば、新しいデスクトップを作成してメモ帳をシェルとして指定してみましょう。その後でエクスプローラを起動すると、どうなると思いますか? エクスプローラは、わたしの期待通りに自分がシェルだと認識してしまいます。このような状況には二つの対策が考えられます。まず、レジストリの Shell エントリーを一時的にではなく、シェルとして指定したアプリケーションが起動しているあいだはずっと変えておくことです。こうすると MDM が起動したシェルについては問題が解消されるでしょう。MDM とは関係なく起動したアプリケーションについてはどうでしょうか? この場合は、Shell エントリーをそのデスクトップへ切り替わるたびに書き換えるという方法があるでしょう。ただ、このとき「MDM が異常終了したりコンピュータがクラッシュしたときにレジストリの値はどうなるのか?」という問題が残ります。つまりあなたがメモ帳をシェルとして指定した後で MDM を強制終了させたりログオフすれば同じ状況となります。もう一度あなたがログオンしたとき、レジストリの値は書き換えられたままなのでメモ帳がシェルとして起動します。他には何も起こりません。こういう時にあなたはどうしますか? | |||
| 0.3.2.3 | 28.10.2001 | 28.10.2001 | 日本語をサポートしました(河本孝之に感謝します)。幾つかの項目は表現を変えてもらいました。書き方の長すぎる部分があったからです。 | |
| 0.3.2.4 | 28.10.2001 | 28.10.2001 | また幾つかの部分で日本語の表現を改めてあります。一箇所だけまだわたしの Windows 2000 では長すぎる表現があったからです。タカユキの環境では問題がないようです。しかし日本語フォントの入っていない Windows 2000 で表示してみると、四角い記号がたくさん現れて表示が途中で切り取られてしまいました。またフォントが 109% に拡大されてしまうので、MDM は他の表示も正しくできなくなってしまいます。 | |
| 0.3.2.5 | 30.10.2001 | 30.10.2001 | たぶん、わたしは固定幅のフォントを使っていてタカユキはプロポーショナル・フォントを使っているのでしょう。いづれにせよ長すぎる表現は短く改めてもらいましたから、いまはうまくわたしの環境でも表示されています。MDM はどのアプリケーションがシェルなのかを記憶していて、新しいプロセスが「ファイル名を指定して実行」のダイアログから生まれると MDM はレジストリの Shell エントリーを一時的に書き換えます。さあ、もしあなたがメモ帳をシェルとして指定したデスクトップでエクスプローラを「ファイル名を指定して実行」のダイアログから起動しても、エクスプローラはシェルの座を奪わずにファイルマネージャーとして起動します。ただし、あなたがエクスプローラを他のプログラムから起動した場合にはそうはなりません。またあなたが MDM を一旦終了させてからもう一度起動すると、MDM はどのアプリケーションがシェルだったのかを忘れてしまうので、いま述べたような挙動はしないでしょう。いづれにせよ、わたしの環境ではうまく動いています。なぜなら、MDM はそういう場合には一時的に Shell エントリーの値をクリアするので、エクスプローラはシェルとして起動しないからです。 | |
| 0.3.3 | 02.11.2001 | 03.11.2001 | 03.11.2001 | 日本語の翻訳に一つだけ変更がありました。日本語のヘルプファイル [いまあなたが読んでいる文書です] が追加され、それを公開している .zip ファイルへ同梱することにしました。 |
| 0.3.3.1 | 14.12.2001 | ポーランド語をサポートしました(Janek Kozicki さんに感謝します)。 | ||
| 0.3.4 | 14.12.2001 | 14.12.2001 | 15.12.2001 | ポーランド語への翻訳で一箇所だけ訂正がありました。なお公開した圧縮ファイルには、0.3.3 の日本語ヘルプが入っています。[すまん] |
| Version of MDM | Modified date (dd.mm.yyyy) |
Remarks |
|---|---|---|
| 26.10.2001 | The authour Jarmo Muukka asked about Japanese support for MDM, that was the beginning. | |
| 0.3.3 | 03.11.2001 | Japanese support finished and this help has been published at the home of MDM, but History didn't finished yet. In this time, Mr.Muukka corrected my typo and mistake on the version of MDM in here, thanks. |
| 05.11.2001 | Almost all proggies in "Program Files", such as text editor, Photoshop, Dreamweaver, WindowBlinds vanished by unknown cause, so I remade my environment from restoring Windows 2000 for the sake of carefullness. By the way, MDM works fine on Windows 2000 Server in my office as well :) | |
| 17.11.2001 | Finished history section and added some of revisions in stylesheet and my remarks. | |
| 0.3.4 | 29.12.2001 | Header of this Help and Histories for each modification of MDM itself and this Japanese help, ah... that's also a recursive mention again :) |
リリースされているファイルは ZIP 形式の圧縮ファイルです。ファイル名は mdmxxxx.zip となっていて、xxxx の部分にはヴァージョン番号が入っています。
MegaScale MultiDesktop Manager Setup.exe というファイルを実行すると、このプログラムは以下のファイルをあなたのシステムにコピーします。
他には全くファイルをコピーしません。[要するに、作者が把握している以外の場所で配布されている場合は、ウイルスなど予想外のファイルが混入しているかもしれないので注意するように促しているわけです。]
MultiDesktop Manager は Jarmo Muukka の著作物です。
わたしはこのプログラムを "MegaScale Software" という見出しの元で配布していますが、これは登録商標ではなく単なる名前です。
Jarmo Muukka, フィンランド在住
わたしの母国語はフィンランド語ですから、正しく英語を書いていないかもしれません。もし間違っていたら教えて下さい。
[僕(philsci)の母国語は日本語ですから、正しく英語を訳していないかもしれません。もし間違っていたら教えて下さい。]
[Yes, I (philsci) am native Japanese, so if I am getting some mistake in translation, please let me know that.]
メールアドレスは、jarmo@muukka.net です。
[訳者(philsci)のアドレスは、philsci@jupiter.interq.or.jp です。]
[Please do not send questions about Japanese to Mr.Muukka.]
ホームページは、http://www.muukka.net/ です。
MultiDesktop Manager のホームページは、http://www.muukka.net/multidesktop/ です。
Copyright©1998-2001 by Jarmo Muukka. All rights reserved.
Translation Copyright©2001 by Takayuki KAWAMOTO (philsci). All rights reserved.
Last modified on 29th December, 2001
[2001-12-29 06.54 (JST: GMT+0900) @954]
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